case
治療例

当院での治療例/腫瘍科

case.01肺腫瘍切除を行った一例

間欠的な咳を主訴に当院来院

胸部X-ray・US検査により右肺後葉の孤立性腫瘍を確認

飼い主様と相談の上、治療オプションの中から最短での肺葉切除を選択

腫瘍を切除後ドレーンを設置
術後X-ray

病理組織検査の結果『肺腺癌』
脈管浸潤橡を認めず、完全切除との判定であった。

case.02直腸炎症性ポリープの一例

慢性的な下痢を主訴に来院

直検にて直腸内にポリープを触知
下痢はステロイド投薬により改善したが、クッシング様症状が見られたため、
大腸内視鏡を行い、粘膜プルスルーにより切除

直腸内に広範にポリープが存在。

ポリープの広がりを確認し、末端で切除

術後しぶり等の症状は改善。

case.03口腔内腫瘍(悪性黒色腫:メラノーマ)の切除

ミニチュアダックス
12歳齢

歯肉炎、口臭を主訴に本院来院
左下顎に腫瘍を確認し、切開生検にて悪性黒色腫(メラノーマ)と診断

リンパ節転移、遠隔転移所見を認めなかったため
左下顎犬歯後方から顎関節までの切除、下顎リンパ節の廓清をおこなった。

術後1日で自力摂食可能。

切除後の病理診断にてマージンフリー、リンパ節への浸潤は認められなかったため、現在も良好な経過をたどっている。

case.04肝臓腫瘍の切除

ボーダーコリー×Wコーギーの雑種犬
16歳齢 去勢雄

2ヶ月程前に起立不能になったとの主訴で本院初診。
血液検査、X線撮影、腹部超音波検査により、肝臓外側左葉に10cm大の腫瘤が確認された。
CT撮影により腫瘍の部位の確定、大血管の巻き込み等を確認し、切除可能と判断されたため、外科切除を行った。

CT撮影時の腫瘍(緑)
CT撮影時の腫瘍(緑矢印)

摘出された腫瘍の病理組織検査結果は中心部に出血・壊死を含む肝細胞腺腫、完全に切除されているため良好な予後が期待されるとのこと。

症例は経過良好のため術後3日で退院、オーナー様から現在は以前より元気になったとの報告あり。

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